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ストライクウィッチーズ 流星の白虎と暴れ馬のウサギ

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物語は1943年、人類とネウロイの戦いが繰り広げられるロマーニャ前線の”とある防衛線にある高地”から始まる。

通称、『303高地』と称される防衛線の一角で、激しいネウロイとの攻防戦の末に全滅したリベリオン軍の|ウィザード《魔術師》部隊があった。
この全滅した部隊の小隊長にして、唯一の生還者となったウィザードの少年……ウィーラー・マッカダムス。

瀕死の重傷を負った彼を待っていたのは、軍とOSSによる極秘プロジェクト……『人工ウィザード製造計画』だった。
この計画に基づく手術によって、彼は戦死したウィッチ、ウィザードの内臓移植から始まる人体改造手術を施され、生還を果たすと同時に人類初の飛行可能なウィザードとして生まれ変われる。

その後、彼を待っていたのは軍のプロバガンダによって『303高地の英雄』として称賛され、人類の戦意を鼓舞すると同時に、世界で唯一飛行可能なウィザードとして、リベリオンが開発したジェットストライカー『P-80 シューティングスター』のパイロットとしての日々であった。

そんな日々の中、彼が胸の内で思うことはただ一つであった……。

「どうして、俺の仲間たちは死んでいったのか……。どうして、俺はあの高地で死ねなかったのか……。どうして、神は俺にこの力と運命を授けたのか……」

答えの出ない問いへの答えを求め続ける日々が続く中、彼にP-80の実戦テストを兼ねた航空歩兵としての配属命令が下る。
その部隊とは激戦が続くガリア共和国奪還の為にブリタリアに駐留する航空歩兵のエース部隊”第501統合戦闘航空団”だった……。

※この作品は、以前書いていた『「303高地の英雄」と呼ばれたウィザード(魔術師)』のリメイク並びに、ハーメルンで掲載中の”きょうじゅうさん”の作品『唯一魔法が使える少年』との一定の共通の世界観を持たせた作品です。なぉ、”「唯一魔法が使える少年」の今後の展開のネタバレ”が含まれますので、ご注意ください。